森博嗣『キウイγは時計仕掛け』を読んだ
森博嗣『キウイγは時計仕掛け』を読んだ
このシリーズは読んで、あいつが犯人だったのか!なるほど!とスッキリするものではなく、犯人は分かったけど、犯行現場にあったアレはどういうことだったの?ともやもやが残ることが多い
森博嗣のあの本のあいつがなんかでてきたなということが多くてCLAMPのことを思い出す
以下ネタバレ含みます
母親が子どもの殺人を庇って、自らが犯人となるよう自殺するのは強烈な母性だなと思う
思うけれど、実際母親になったこともないし、そういうことを自分はするだろうかと思う
今までの友人や子ども以外の家族のことを考えてしないんだろうか
『容疑者Xの献身』の献身は献身ではなく、相手に自分をよく見せようと思ってのことだからわがままだと思う
『キウイγは時計仕掛け』の母親も息子にとったら献身ではなく親のわがままなのかもしれない
母親が罪を被って、母親はいいけれど残された息子は?それで喜ぶのか重荷に思うのかは分からないけど、母性や親心ゆえの献身って危険だよなと思いました